上海ディズニーランドの歴史:2016年開園から10周年まで
上海ディズニーは2016年6月16日開園、2026年で10周年。開園時の6エリアから2018年トイ・ストーリー、2023年ズートピアまで、8エリア91haへ育った歩みを年表で整理します。
上海ディズニーランドはいつ、どこにできたのですか
上海ディズニーランド(上海迪士尼樂園)が開園したのは2016年6月16日です。2026年で開園からちょうど10年になります。場所は上海市浦東新区の川沙エリアで、パークの面積は91ha。運営はウォルト・ディズニー・カンパニー(43%)と上海申迪集団(Shanghai Shendi Group、57%)による合弁事業で、出資比率では中国側が過半を持つという、ディズニーパークとしては珍しい形をとっています。
リゾートとして数えると、パーク本体のほかに直営ホテル2軒、ディズニータウン(迪士尼小鎮)という入場無料の商業エリア、そして湖畔のウィッシングスター・パーク(星願公園)で構成されます。後ろの2つはチケットなしで歩けるので、到着日の夕方や帰国日の午前に立ち寄る使い方ができます。宿泊拠点の選び方はリゾート直営ホテルの比較にまとめました。
開園時のパークは6エリアでした
2016年6月16日のオープン当日に稼働していたテーマエリアは6つです。ミッキー・アベニュー(米奇大街)、ガーデン・オブ・イマジネーション(奇想花園)、ファンタジーランド(夢幻世界)、トレジャー・コーブ(寶藏灣)、アドベンチャー・アイル(探險島)、トゥモローランド(明日世界)。この6つが、現在の8エリアの土台になっています。
入口がメインストリートU.S.A.ではない
上海の入口はミッキー・アベニューです。他のディズニーパークで20世紀初頭のアメリカの街並みを再現しているメインストリートU.S.A.の位置に、キャラクターをモチーフにした別のエリアが置かれている、という構成になっています。ゲートをくぐった瞬間の景色が既視感のあるものではない、というのは、東京のパークに慣れた人ほど最初に気づく違いです。
開園日から「世界初」だったもの
トゥモローランドのトロン・ライトサイクル・パワーラン(創極速光輪)は、開園と同時に動き出した世界初のトロンをテーマにしたコースターです。のちに他パークにも同型が広がりましたが、最初の1台は2016年の上海でした。
トレジャー・コーブ(寶藏灣)も同じく開園時からのエリアで、ディズニーパークで最初かつ現在も唯一の、海賊をテーマにした本格的なテーマエリアです。カリブの海賊が「エリアの中のアトラクション」ではなく「エリアそのもの」になっている場所は、ここ以外にありません。
そして中心に立つエンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル(奇幻童話城堡)は高さ60m。ディズニーパークの城として最も高く、最も大きく、最も複雑な構造で、内部にはボートアトラクションの晶彩奇航(Voyage to the Crystal Grotto)、レストラン、プリンセスとのグリーティング施設が入っています。城が「眺めるもの」ではなく「入るもの」になっているのが上海の特徴です。
2018年と2023年に増えた2つのエリア
開園後に追加されたエリアは2つあります。どちらも既存エリアの拡張ではなく、独立したテーマエリアとして数えられています。
2018年:ディズニー・ピクサー・トイ・ストーリー・ランド
2018年に7番目のエリアとしてディズニー・ピクサー・トイ・ストーリー・ランド(迪士尼·皮克斯玩具總動員)が加わりました。看板アトラクションは抱抱龍衝天賽車(レックスのレーサー)で、身長制限は120cmです。小学校低学年の子ども連れだと、ここで乗れる・乗れないの線引きが出てくるので、事前に身長を測っておくと当日の予定が崩れません。
2023年12月20日:世界初のズートピアエリア
2023年12月20日、8番目のエリアとしてズートピア(瘋狂動物城)がオープンしました。映画『ズートピア』をテーマにした常設エリアはこれが世界初で、開業から2年半あまりが経った現在も、上海が唯一の場所です。「上海まで来ないと体験できないもの」という意味では、いま最も分かりやすい理由になっています。
年表:10年で何が変わったか
| 年 | 出来事 | パークにとっての意味 |
|---|---|---|
| 2016年6月16日 | 開園。6エリア体制でスタート | 高さ60mの城と世界初のトロン・コースターを最初から備えたパークとして始動 |
| 2016年6月16日 | トレジャー・コーブが開園時から稼働 | ディズニーパーク唯一の海賊テーマエリアが誕生 |
| 2018年 | ディズニー・ピクサー・トイ・ストーリー・ランドが開業 | 7エリア体制に。ファミリー向けの遊べる面積が増えた |
| 2023年12月20日 | ズートピアが開業 | 8エリア体制に。世界初のズートピアエリアという固有の価値を獲得 |
| 2026年 | 開園10周年 | 節目の年。イベント内容は未確認(下記参照) |
なぜ上海のパークはこれほど違うのか
理由はシンプルで、2010年代にゼロから設計されたパークだからです。既存のパークが数十年かけて増改築してきたのに対し、上海は最初から現代の技術と現代の敷地条件で描かれました。その結果が、開園日から世界初だったトロンのコースターであり、ディズニー最大の城であり、メインストリートU.S.A.を置かないという判断です。
エリア構成にも同じことが言えます。ガーデン・オブ・イマジネーションとアドベンチャー・アイルは上海にしかないエリアで、そこにトレジャー・コーブとズートピアという「他にない」2つが加わります。8エリアのうち4つが上海固有、という比率は、他のディズニーパークではまず見ない数字です。どのエリアから回るかは1日のモデルコースの組み立て方を参考にしてください。
一方で、新しさは万能ではありません。ショーやアナウンスは基本的に中国語(普通話)で、案内表示は英語が併記されます。日本語対応は期待しないほうが安全です。アトラクションの筋書きを言葉で追うタイプの体験は、事前に内容を知っておくと満足度が変わります。
移動そのものは軽く、東京・大阪からの直行便はおおむね3時間前後。日本の一般旅券なら30日以内の滞在は査証免除で、この措置は2026年12月31日まで延長されています(2026年7月22日時点。期限が近い措置なので、渡航前に必ず最新情報をご確認ください)。週末2泊3日で成立する距離感です。日付ごとに価格が変わる仕組みはチケットの買い方と料金で解説しています。
2026年は開園10周年です
2016年6月16日の開園から数えて、2026年は10周年にあたります。パークの10年は、6エリア→7エリア→8エリアという分かりやすい増え方をしてきました。
ただし、10周年に合わせた記念イベント、ショー、限定グッズなどの具体的な内容は、本ページの更新時点(2026年7月22日)で確認できた情報がありません。憶測で書くよりも「未確認」と明記します。旅行日程を10周年イベントに合わせたい場合は、公式サイトと公式アプリの発表を直接ご確認ください。
よくある質問
上海ディズニーランドはいつオープンしましたか?
2016年6月16日に開園しました。場所は上海市浦東新区の川沙で、パーク面積は91haです。運営は上海申迪集団57%とウォルト・ディズニー・カンパニー43%による合弁会社です。
上海ディズニーランドのエリアはいくつありますか?
現在は8つです。2016年の開園時は6エリアで、2018年にディズニー・ピクサー・トイ・ストーリー・ランド、2023年12月20日にズートピアが加わって現在の構成になりました。
ズートピアのエリアはいつできましたか?
2023年12月20日にオープンしました。映画『ズートピア』をテーマにした世界初のエリアで、上海ディズニーランドにとっては8番目のテーマエリアにあたります。
上海ディズニーランドのお城の高さは?
エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスルは高さ60mです。ディズニーパークの城として最も高く、最も大きく、最も複雑な構造で、内部にアトラクションとレストランがあります。
2026年は上海ディズニーランドの何周年ですか?
2016年6月16日の開園から数えて10周年にあたります。ただし10周年イベントの具体的な内容は本ページ更新時点で確認できていないため、公式サイトの発表をご確認ください。
上海ディズニーランドは東京ディズニーランドと何が違いますか?
2016年開園という新しさが違いの中心です。世界初のトロンのコースター、高さ60mの城、世界初のズートピアエリア、ディズニーパーク唯一の海賊エリアなど、上海だけの要素が並びます。